フォロー 難波優輝 美学者 1994年生まれ。2018年、神戸大学発達科学部人間表現学科卒業。2021年、神戸大学大学院人文学研究科博士前期課程修了。2021年にnewQ(株式会社セオ商事)入社。2021年より立命館大学衣笠総合研究機構客員研究員、2024年より慶應義塾大学サイエンスフィクション研究開発・実装センター訪問研究員を兼任。専門は分析美学とポピュラーカルチャーの哲学。著書に『物語化批判の哲学:〈わたしの人生〉を遊びなおすために』(講談社)『なぜ人は締め切りを守れないのか』(堀之内出版)『性的であるとはどのようなことか』(光文社)『批判的日常美学について:来たるべき「ふつうの暮らし」を求めて』(晶文社)『本とは何か』(新潮社)『SFプロトタイピング』(共著、早川書房)がある。 なぜ人は「会ったこともないスポーツ選手」に上から目線でダメ出ししてしまうのか? 難波優輝 一度も会ったことのないアスリートの勝利を喜び、不調を心配し、復活に胸を熱くする。考えてみれば不思議な行為である。直接言葉を交わしたこともない赤の他人に、私たちはなぜこれほど心を動かされるのだろうか。現代人がアスリートを応援したくなる心理について考える。※本稿は、美学者の難波優輝『アンチ・スポーツの哲学』(朝日新書)の一部を抜粋・編集したものです。 2026年10月9日 17:00