世界投資へのパスポート
2018年2月19日公開(2018年2月19日更新)
バックナンバー 著者・コラム紹介
広瀬 隆雄

米国株式市場が急反発し「ベア・マーケット入り」を
回避! 株式市場が平常運転に戻ったことにより、
3月21日のFOMCにおける利上げ確率が80%以上に!

先週の米国市場は、主要株価指数がそろって急反発し
50日移動平均線を上回る!

 先週の米国株式市場は、週間ベースでダウ工業株価平均指数(NYダウ)が+4.24%、S&P500指数が+4.3%、ナスダック総合指数が+5.3%と急反発しました。

■ダウ工業株価平均指数(NYダウ)チャート/日足・6カ月
ダウ工業株価平均指数(NYダウ)チャート/日足・6カ月ダウ工業株価平均指数(NYダウ)チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
拡大画像表示

 これらの主要株価指数は全て50日移動平均線より上で引けていますそのことは今回の調整局面が「ベア・マーケット(下落相場)入り」では無かったことを示唆しています今後の相場のシナリオ的にも、基本、強気で臨んでOKだと思います。

 しかし、これでS&P500指数は6連騰ですので少し上げピッチが急すぎます。ここで強欲は禁物、じっくりとポートフォリオの中身を、値動きの良い銘柄に入れ替えてゆくのが良いと思います。

 具体的には、先週パフォーマンスが良かったセクターである、ハイテク(+4.8%)工業(+4.7%)ヘルスケア(+4.3%)などになります。

2017年第4四半期決算では、
78%の企業の売上高が予想を上回る過去最高の結果に

 2017年第4四半期決算は、先週末までに8割のS&P500採用企業が決算発表を終え、EPSでは75%、売上高では78%の企業が事前予想を上回るポジティブ・サプライズを出しました。特に売上高では、78%の企業が予想を上回ったことは過去最高です

 例年、1月から2月にかけて発表される第4四半期決算では、次の年のガイダンス(会社側予想)が提示されます。新年度入りということで、予想数字が徹底的に見直される場合が多いです。今年は、ガイダンスの上方修正が特に目立ちました。

 セクター別では、ヘルスケア、工業、ハイテクのガイダンス引上げが多かったです。これらのセクターは、先週、パフォーマンスが良かったセクターと一致しています。

つまり「今の相場は、業績の上方修正が多いセクターが素直に買われている」と言うことが出来るのです。

 S&P500の1株当たり利益(EPS)は、再び上方修正が入り、2018年末の予想は157.57まで上がってきています。

 すると、先週金曜日のS&P500の引け値が2732.22ですので、株価収益率(PER)は17.3倍ということになります。過去5年の平均PERは16倍、過去10年のそれは14.2倍です。すると現在のPERは、どちらかといえば割高だけど、極端な水準ではないということです。

米国10年債利回りは、2.9%を突破!
イールドカーブ全体が押し上げられる状況に

 一方、米国10年債利回りは、いよいよ2.9%に乗せてきました。

 2.9%という水準は、過去をずっとさかのぼってみると、まだまだ低い水準です。つまり、株高の基本要件が崩れてしまったわけでは決してないということです。

■米国10年債利回りチャート/日足・6カ月
米国10年債利回りチャート/日足・6カ月米国10年債利回りチャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
拡大画像表示

 国債(=財務省証券)の利回りを、償還期限の短いものから長いものまで横に並べて、その利回りを線でつないだチャートのことを「利回り曲線(イールドカーブ)」といいます。下は、米国の国債のイールドカーブを、去年の暮れに税制改革法案が成立する直前(青)と、現在(橙色)を比較したものです。

 これを見ると、短期から長期まで、イールドカーブ全体が上に押し上げられていることがわかります。

 一般に、イールドカーブの左側、すなわち短期の方は米国の政策金利であるフェデラルファンズ・レート(FFレート)の今後の動きを反映しやすいと言われています。一方、イールドカーブの右側、すなわち長期の方は米国のインフレに対する市場参加者の期待を反映しやすいと言われています。

 すると、イールドカーブの全部が持ち上がっているということは、市場参加者が「FRBは政策金利を引き上げるし、インフレも加速する」と見ていることを示します。

連邦準備制度理事会(FRB)は
予定通りに利上げができる状況に

 連邦準備制度理事会(FRB)は、株式市場が大荒れになっているときは利上げを見送るものです。しかし先週は意外に早く株式市場が立ち直ったので、FRBは市場に気兼ねせず、当初の予定通り、粛々と利上げ出来る見込みが高まりました。

 その関係で、次の連邦公開市場委員会(FOMC)のある3月21日の利上げ確率は、2月16日時点で83.1%まで上昇してきています。

 つまり、株式市場が平常運転に戻ったことで、FRBも平常運転すれば良いことになるのです。

【今週のまとめ】
弱気相場に入るシナリオは遠のいた!
狙うべきは好決算企業

 先週の米国株式市場は、1週間を通じてシッカリの展開でした。

 株価が早期に50日移動平均線の上まで戻したので、弱気相場入りのシナリオは遠のいたと言えそうです。企業業績の上方修正が相次いでおり、それは株式のバリュエーションが許容できる範囲内にとどまることを可能にしました。

 株式市場の立ち直りで、FRBは、予定通り3月21日のFOMCで0.25%の利上げをすると思います。

 なお、銘柄的には、先週のコラムで紹介したフェイスブック(FB)アマゾン(AMZN)エヌヴィディア(NVDA)スナップ(SNAP)などの好決算企業を引き続き物色したいと思います。

【今週のピックアップ記事!】
株式投資でやってはいけない「禁じ手」3つを紹介! 株初心者が株式投資で大損をするのを防ぐには「集中投資」「塩漬け」「手法貧乏」の3つに注意!
米株史上最大下落幅の原因は「米国長期金利の上昇」。2018年に最初に暴れた「灰色のサイ」の正体とは?
【2018年9月1日更新!】

「米国株」取扱数が多いおすすめ証券会社

◆マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
3430銘柄以上
個別株:3110銘柄以上
ETF:250銘柄以上
ADR:60銘柄以上
約定代金の0.45%
※最低手数料5米ドル、上限手数料20米ドル
【ポイント】
米国株取引に力を入れており、取扱数3000銘柄以上は主要ネット証券では最大! 成行注文や指値注文のほか、逆指値注文、連続注文、ツイン指値(OCO注文)など、多彩な注文方法が使えるのも魅力だ。また「トレードステーション米国株 スマートフォン」なら、高機能チャートなど、多彩な機能を活用しながらスマホアプリから米国株の取引が可能! 現在、米国株取引手数料(税抜)を、最大3万円キャッシュバックするお得なキャンペーンを実施中!
【関連記事】
◆【マネックス証券おすすめのポイントは?】日本株手数料の低さ、ユニークな投資ツールが充実しているネット証券大手
【米国株投資おすすめ証券会社】マネックス証券の公式サイトはこちら
◆SBI証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
1400銘柄以上
個別株:1030銘柄以上
ETF:250銘柄以上
ADR:100銘柄以上
約定代金の0.45%
※最低手数料5米ドル、上限手数料20米ドル
【ポイント】
住信SBIネット銀行の口座を持っていれば、入出金手数料が無料など、便利な「外貨入出金サービス」が利用可能! ダウ・ジョーンズ社が発行する金融専門誌「BARRON’S(バロンズ)」の抜粋記事(日本語訳)や、モーニングスター社による「個別銘柄レポート」など、投資情報も充実している。
【関連記事】
◆【SBI証券のおすすめポイントは?】IPOの多さ&夜間取引、銀行との連携など独自サービスも充実!
◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社!
【米国株投資おすすめ証券会社】SBI証券の公式サイトはこちら
◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
1300銘柄以上
個別株:920銘柄以上
ETF:250銘柄以上
ADR:120銘柄以上
約定代金の0.45%
※最低手数料5米ドル、上限手数料20米ドル

注)2017年9月25日現地約定分からの手数料
【ポイント】
新興国などの個別銘柄を実質的に売買できるADR(米国預託証書)の銘柄数が豊富。日本株と同じ取引ツール「マーケットスピード」でも取引可能で、10種類以上のテクニカルチャートを使うことできる。ダウ・ジョーンズ社の有名金融専門誌から記事を抜粋・日本語訳した「バロンズ拾い読み」も読める。
【関連記事】
【楽天証券おすすめのポイントは?】トレードツール「MARKETSPEED」がおすすめ!投資信託や米国や中国株などの海外株式も充実!
◆【楽天証券の株アプリ/iSPEEDを徹底研究!】ログインなしでも利用可能。個別銘柄情報が見やすい!
【米国株投資おすすめ証券会社】楽天証券の公式サイトはこちら
※ NYSE(ニューヨーク証券取引所)、NYSE Arca、NYSE MKT、NASDAQに上場する個別株 。
Special topics pr


ZAiオンライン Pick Up
[クレジットカード・オブ・ザ・イヤー2018]2人の専門家が最優秀クレジットカードを決定! 2018年版、クレジットカードのおすすめはコレ! おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き 最短翌日!口座開設が早い証券会社は? アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、 本当は“ゴールド”ではなく“プラチナ”だった!? 日本初のゴールドカードの最高水準の付帯特典とは? 高いスペック&ステータスを徹底解説!アメリカン・エキスプレスおすすめ比較
ZAiオンライン アクセスランキング
1カ月
1週間
24時間
じぶん銀行住宅ローン 「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」付帯サービスはプラチナカード顔負け!最強ゴールドカード 実力を徹底検証  アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード 「アメリカン・エキスプレス」が誇る、高いスペック&ステータスを徹底解説! 楽天カードはクレジットカード、楽天ポイントカード、電子マネーの楽天Edyの3つの機能を1枚に集約した三位一体型カード
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!

新しい株の儲けワザ
日・米株の激辛診断
NISA駆け込みガイド

11月号9月21日発売
定価730円(税込)
◆購入はコチラ!

Amazonで「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!

 

【常識にとらわれない新時代の必勝法!】

マネするだけでOKのラクワザ多数! 
新ワザで買う株68付き!新しい株の儲けワザ50
利回りで儲ける20のワザ
高配当ほど株価上昇
連続増配株急増中
隠れ優待株拾い方
値上がりで儲ける19のワザ
高ROEが儲かるウソ
半導体株こそ逆バリ
大阪株アツい
その他で儲ける11のワザ
IPO株非モテを狙え
手数料ゼロがカギ
男性下着が売れる株高

買っていい×買ってはいけない
人気の株500+Jリート14激辛診断
人気米国株100激辛診断
・NASDAQの高成長株35
・NYSEの国際優良株57
・ADRの世界の株

NISA2018年駆け込みガイド
桐谷さんの年末のNISA戦略

●「長寿投信」ベスト


>>「最新号蔵出し記事」はこちら!

>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

Apple Pay対応のクレジットカードで選ぶ! Apple Payに登録して得する高還元率カードはコレ! 堀江貴文や橘玲など人気の著者のメルマガ配信開始! 新築マンションランキング