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週刊ダイヤモンド 企業特集

【企業特集】日本航空(上)
破綻2年で営業利益2000億円
JAL式アメーバ経営の真髄

2012年6月6日
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経営破綻した日本航空(JAL)の業績が急回復している。会社更生法の適用からわずか2年で営業利益は2000億円に、世界のエアラインの中でもトップの収益力を誇るまでになった。再生を託された京セラ創業者の稲盛和夫氏が持ち込んだ“アメーバ経営”と“フィロソフィ”は、どのようにJALに浸透し社内を変えていったのか。再生の軌跡をたどる。(「週刊ダイヤモンド」編集部 須賀彩子)

 「JALには利益について責任を持つ人がいなかった。これはダメだと思った」──。

 2010年2月~12年2月、日本航空(JAL)の副社長を務めたKCCSマネジメントコンサルティングの森田直行会長は、就任当時の印象をそう振り返る。

 10年1月19日に会社更生法の適用を申請したJALの経営を立て直すため、民主党政権から請われて同年2月に京セラ創業者の稲盛和夫氏がJAL会長に就任した。森田氏は、その稲盛氏の右腕として対応した。

 その後、JALは更生1年目の10年度には営業利益1884億円(更生計画では641億円)、2年目の11年度には2049億円(同757億円)と、それぞれ更生計画を1000億円以上上回る目覚ましい回復を遂げた(上図参照)。

 いったい、この2年間でJALにはどのような変化が起きたのだろうか。

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