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週刊ダイヤモンド 健康とからだ新常識

「ダイエット薬」の正体は漢方薬
体質に合わせた別薬にも期待!

【第11回】

ダイエット薬は基本的に「防風通聖散」と呼ばれる漢方薬がルーツだ。女性をターゲットにしていた流れを一変させ、男性向けに売って大ヒットとなったナイシトール。メタボ市場を狙って後発品も続々登場している。

 「ナイシトール85」(小林製薬)、「ロート防風通聖散錠」(ロート製薬)、「新コッコアポA錠」(クラシエ薬品)といった人気のダイエット薬が基本的に同じクスリ、といったら驚くだろうか。

 これらはすべて「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」と呼ばれる漢方薬がルーツだ。12世紀に『宣明論』と呼ばれる漢方の古典に登場したクスリを現代風にアレンジしたものである。皮下脂肪型の肥満で、便秘の傾向がある人に効果を発揮する。

 そもそも内臓脂肪という概念がなかった頃から存在するクスリであるため、皮下脂肪への効能しか表示できないが、「代謝が上がるため、内臓脂肪にも効果がある可能性が高い」(業界関係者)。ただしクスリを飲むだけではダメで、「食事の管理と運動をしなければ効果は上がらない」(ツムラ)。

 薬局で買える防風通聖散としては、1980年代から売っているコッコアポが老舗だ。長らく「肥満や便秘、むくみ対策向けに、女性をターゲットとして展開してきた」(クラシエ薬品)。

 この流れを一変させたのが、男性をターゲットに、2006年に発売されたナイシトールだ。腹の出た男のパッケージで、メタボなオヤジたちの心を刺激した。年間10億円売ればヒットといわれる大衆薬市場で、わずか2年目にして50億円を突破する売り上げを記録した。

 この売れっぷりを他社が見逃すはずはない。ロート製薬も製品を投入し、クラシエ薬品も男性を意識した「新コッコアポS錠」を投入して市場が活性化した。現在、トータルでは30社近い会社が防風通聖散に参入していると見られている。

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いまや、ガンを含めて日本人の死因の6割を占める生活習慣病。そんな病気にかからないために、日常生活に必要な「正しい知識」を詳しく指南します。「間違った知識は早死にを招く」ということを、肝に銘じましょう。

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