よだれが出そう…機内食ジャーナリストが選ぶ、もう一度食べたい「ANAとJALの機内食」とは?Photo by Rikiya Okui

機内食のトレンドは今、どうなっているのでしょうか?世界最大級の機内食クチコミサイト「機内食ドットコム」の奥井力也編集長に話を聞きました。(ダイヤモンド・ライフ編集部)

JALエクスプレスミールが支持されるワケ

――近年の機内食には、どんな変化がありますか?流行を教えてください。

 トレンドを語るキーワードがいくつかあるのですが、まずは、「事前予約」ですね。航空各社が機内食に関して、ウェブで事前予約サービスを導入するようになりました。

 ビジネスクラスだと、前菜とメーンがだいたい2種類から選べるのですが、その場で選んだら片方が破棄されるわけです。それは非常にもったいないし非効率。だから、事前予約で選んでもらうのです。

 そうした事前予約サービスの一つでビジネスパーソンに支持されているのが、JALがやっている「エクスプレスミール」。機内食って離陸してから1時間前後に出てきますよね。ビジネスクラス以上だと、前菜からコーヒーまでコース料理になっていて、全て出てくるのに1時間半かかります。

 そうすると離陸してから食べ終わるまでトータル2時間半もかかる。だけど今は、搭乗する前にラウンジで食事をとって機内では早く寝たいという人も多いでしょう。それで、コースではなくワンプレートタイプの、さっと食べて時間が自由に使えるエクスプレスミールが支持されています。

 サービス導入時の第一弾は、うなぎの名店・野田岩とコラボレーションした「うなぎ御膳」でした。私が以前JALに聞いた話(2023年時)だと、月に数百件、このエクスプレスミールがチョイスされることもあるそうです。

よだれが出そう…機内食ジャーナリストが選ぶ、もう一度食べたい「ANAとJALの機内食」とは?エクスプレスミール「うなぎ御膳」 JALホームページより※写真はイメージ

――なるほど。ところで、ANAかJALの機内食で奥井編集長がもう一度、食べたい機内食は何ですか?