【今回のまとめ】
1.シェール関連企業の大部分は、現在の天然ガス価格でも利益を出している
2.シェールガスの生産調整は完了し、天然ガス価格は既に上昇基調にある
3.天然ガス輸出施設が稼働しはじめると需給関係は一層改善すると見込まれる
4.大企業でもノウハウが無ければシェール開発では成功出来ない
シェール関連企業が赤字というのはウソ
アメリカでシェールガス開発ブームが起き、天然ガスの価格が急落したので「シェール関連企業は赤字なのではないか?」という事が言われています。
結論から先に言えば、そんなことは決してありません。シェール関連企業の大部分は儲かっています。
下は主要シェール関連企業の去年(2013年)の一株当り利益と純利益マージンの一覧表です。
この表からも分かる通り、大部分のシェール関連株は儲かっています。比較のために言うと、例えばトヨタ自動車の2013年の純利益マージンは6.8%です。大半のシェール企業はトヨタとは比べものにならない利幅で儲かっているのです。
シェール企業で最も時価総額の大きいEOGリソーセズ(ティッカーシンボル:EOG)の株価チャートは下のようになっています。
なぜシェール関連企業は潰れなかったか?
そこでシェール関連企業がここ数年、どう経営されてきたかを振り返りたいと思います。
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