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3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言

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知識労働者は組織を通じて成果をあげなければならない

『経営者の条件』
ダイヤモンド社刊 1890円(税込)

「今日では、知識を基盤とする組織が社会の中心である。知識や理論を使うよう学校で教育を受けた人たちのますます多くが組織で働いている。彼らは組織に貢献して初めて成果をあげることができる」(ドラッカー名著集『経営者の条件』)

 ドラッカーは、成果をあげることは、新入社員であろうと中堅社員、経営幹部であろうと、彼ら自身の自己実現のための前提だという。しかし知識労働者たる者は、組織において、自らをマネジメントしなければならない。

 動機づけも、組織を通じて成果をあげることにかかっている。組織において成果をあげられなければ、仕事に対する意欲は減退し、九時から五時まで体を動かすだけとなる。

 しかも、知識労働者が生み出すものは、知識、アイディア、情報である。彼らのアウトプットは、それだけでは役に立たない。膨大な知識を得ても、それだけでは意味をなさない。

 知識労働者には肉体労働者には必要のないことが必要である。すなわち、自らのアウトプットを他の者に供給することである。他の者のアウトプットと結合させなければ、成果とはなりえない。

 しかし、組織に働く者は、成果をあげることを要求されながら、それが至って困難であるという状況にある。時間は他人に取られる。雑用に追われ続ける。

 「成果をあげるよう意識して努力しないかぎり、まわりを取り巻く現実が彼ら知識労働者を無価値とする」(『経営者の条件』)

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著者プロフィール

上田惇生
(立命館大学客員教授 ドラッカー学会代表)

ものつくり大学名誉教授、立命館大学客員教授、ドラッカー学会代表。1938年生まれ。1961年サウスジョージア大学経営学科留学、1964年慶應義塾大学経済学部卒。経団連会長秘書、国際経済部次長、広報部長、財団法人経済広報センター常務理事、ものつくり大学教授を経て、現職。

この連載について

マネジメントの父と称されたドラッカーの残した膨大な著作。世界最高の経営学者であったドラッカーの著作群の中から、そのエッセンスを紹介する。

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