茂木健一郎氏が語る「脳の特性」を使って膨大な仕事をこなす方法

山積みの仕事を抱え、残業を繰り返すという悪循環に陥るビジネスパーソンは多い。しかし、脳の特性を最大限に生かすことで、瞬間的に集中力を高め、短時間で仕事を効率的にこなすことができる。その「瞬間集中力」を身につける方法について、脳科学者・理学博士の茂木健一郎氏が解説する。

短時間の集中が
生産性を上げる

「なぜか気が散ってしまう」「長時間集中できない」…。

 そんな悩みを抱えながら山積みの仕事に追われ、毎日残業という悪循環に陥っているビジネスパーソンは多いのではないでしょうか。

 一方で、多くのビジネスパーソンが「もっと自分の楽しみや家族のために使う時間がほしい」と考えているようです。

 では、短時間で抱えている仕事を終わらせ、自分のために使う「自由な時間」を手に入れることは不可能なのでしょうか。

 実は、可能です。

 脳が持つ特性を最大限に活かした集中をすれば、短時間でも大きな成果を生み出し、自由な時間を手に入れることはできるのです。

 脳には「飽きっぽい」という特性があります。

 ですから、「長時間集中できない」というのは当たり前のことで、集中できない自分を責める必要はありません。