日常の延長であるということ以外の自転車の利点をあげてみると、いわずもがなですが、自転車は徒歩より早いです。自転車のスピードはママチャリでも時速15キロ。津波から避難するため坂を登るということになって、半分以下の時速6キロになったとしても1分間に100メートル進めます。

 元気な大人の歩く速度は時速4キロ。だから、1分間に66メートルとなります。坂道だともっと遅くなるので、徒歩だと距離をかせげないのは自転車と比較するまでもないという感じですよね。足腰が弱ければなお遅くなります。もちろん長距離の坂道を走れる人は、自転車よりも早い方もいます。そんな人だったら走って逃げてください!

 そして、ロードバイクやクロスバイクだったら、特別訓練していない人でも平地で信号がなければ時速30キロは苦労しなくても出せるかと思います。坂道も、それらは軽いので登りやすいです。未舗装道を上がるのであれば、マウンテンバイクですね。

 さらに、最近は電動アシスト自転車の方も多く見かけます。最高速度が時速24キロと法律で設定されているので、それ以上になると電動アシストはなくなりますが、脚力がなくても1分間に400メートル進めるのはありがたいです。坂道をあがる時にこの速度はでませんが、それでも鍛えた自転車乗りと肩を並べて走ることが可能(もちろん人によりますが)なんていうYouTube動画も見たことがあります。

 自転車だと他にもいいことが!他の人を乗せたり、赤ちゃんやペットを乗せることも可能だということです。と、あらためて書いてみて、なぜ今まで自転車で避難しようという声があがらなかったのかと不思議に思ってしまいますが、それは自転車好きの贔屓(ひいき)目なのでしょうかね???

パンクしない自転車が
いよいよ2019年発売!

「ガラスが飛散していたりして、タイヤのパンクが心配」という声もありますが、これについては、“パンクしない自転車”として話題になっているブリヂストンサイクルのエアフリーコンセプトを取材してきましたよ!

エアフリーコンセプト装着車(画像提供左:ブリヂストンサイクル、右:あんどうりす)

 タイヤに注目してください!「うーん!かわいいっ!!」と、かわいさに注目してしまいがちですが、特殊形状スポークで荷重を分散しているので、空気を入れる必要がないのです。空気を入れないから、パンクしません!リサイクル可能な樹脂やゴムを使っているのでエコ素材でもあります。

 写真では赤い部分が柔らかそうに見えます。サスペンションみたいに押すと、ぐにゃっとするのかなと思ったら、そんなことはなくて、弾力性が高く、しっかり地面を支える感じでした。乗って荷重した感覚は、当たり前ですが、普通にいつもの自転車です。

 発売日は、2019年予定ということです。お値段ともどもまだ未定。タイヤの色も赤だけではなく、自由に選べるようになってきそうなので、普段から楽しい気分で自転車を使えますね!発売が楽しみです。

 その他、すでに発売されているタイヤでも、ノーパンクタイヤや耐パンクタイヤがあります。ノーパンクタイヤは、タイヤの中に空気を入れるのではなく、ジェル、ウレタン、発泡エラストマーなどが入っています。耐パンクタイヤは、タイヤのゴムを厚くすることで、異物の貫通や摩耗を防いでいます。