4.愛なき妻
家内にとって僕は
ATM以外の何物でもない

 男性は実はか弱い生き物で、最終的には愛するよりも愛されることを渇望するのではないかと筆者は思っている。その弱さゆえに「愛」を確認したがり、その「愛」を拠り所に立っている面があるように思えてならない。

 会社の業績悪化で収入減に見舞われた真司さん(55歳)の場合はこうである。

「年収大幅ダウン、ボーナスのカットを家内に話したら、開口一番、何と言ったと思います?『それじゃ、その分、あなたのお小遣いを減らさないとね…』」

 そして疲れ切った顔で、こう続けた。

「曲がりなりにも大黒柱である僕への感謝とか同情とかは全くないんだなぁって思ったら、
 何だかバカバカしくなってきて…。家内にとって僕はATM以外の何物でもないんですよね。今、“定年離婚”を突き付けてやろうと密かに策を練っています」

 愛はお互いの「思いやり」と「感謝」である。どちらかがこれを放棄した場合、「愛」はフルスピードで壊れていく。

5.支配したがる妻
交友関係にまで邪魔をする
支配欲の強い妻から卒業したい

 男性には「支配欲がある」とはよく聞く話だが、女性の中にも「支配したがる」人はいる。このタイプを妻に迎えると、家庭が常時“関が原”という構図になりかねない。

 明さん(57歳)も妻との離婚を画策している1人である。

 彼の家庭生活は「男女平等」なのだそうだ。それゆえ、明さんも結婚以来、積極的に家事を担って来たらしいが、いまだにその家事に妻が「ダメ出し」するのに閉口しているという。

「皿1枚洗うのにも、文句ですよ。俺には俺のタイミングがある!と言っても、自分が正しいと思い込んでいるので、妻は絶対に譲りません」

 彼の不満は家事だけにとどまらない。

「『飲み会が多すぎる』『帰りが遅すぎる』といったようにすべてが指図、指図、指図です。さらには、俺の仲間との交友関係にまで口を出して邪魔してきますからね。要するに妻は俺を支配したいだけなんです」

 明さんは終始、妻の「支配からの卒業」を尾崎風に熱く語るのであった。