権力関係に関係なくハラスメントは起こる
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 先日、東京ディズニーリゾート(TDL)の着ぐるみなどで働いていた契約社員が、パワーハラスメントを受けたとして千葉地裁に提訴したことが、朝日新聞などで報じられました。過重労働を強いられたこと、会社組織がこれに対して防止義務を果たしていないなどの主張がなされているようです。

 パワーハラスメントは、一般に、権力強者から弱者に行われるものですが、様々な形があります。もちろん現場の権力構造は無視できませんが、TDLの事例が示唆するのは、組織文化や風潮がハラスメントを引き起こす土壌になる、という危うさです。

東京ディズニーランドの光と影

 言わずと知れた「夢の国」東京ディズニーリゾート。国内のテーマパークとしてはダントツの人気を誇ります。

 このTDLが現在の地位を築いた要素の一つとして、そこで働く人々のモチベーションの高さは欠かせないでしょう。従業員を「キャスト」と呼称し、高いモチベーションを維持していることは、組織としては悪くはない状態です。しかし今回の問題は、こうした組織文化が度を超えてしまったことに起因するのではないでしょうか。