米連邦準備制度理事会(FRB)が29日公表した連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨(11月7、8日分)によると、当局者は12月の利上げ計画を改めて示唆する一方で、その後も25ベーシスポイント(bp)ずつの利上げペースを維持するかどうかについては不透明感が高まったようだ。FOMC参加者の大多数は追加利上げについて、「労働市場とインフレに関し今後入手される情報が足元の予想に一致もしくは上回る場合、かなり早い時期(の実施)が正当化される」との認識を示した。次回のFOMCは12月18、19日に開かれる。当局者はまた、来年の金利政策を検討する中、最新の経済情勢に対応するための柔軟性を強調する方向で政策声明を変更することについて議論した。