サウジアラビアが26日、アラブ首長国連邦(UAE)から支援を受けるイエメンの民兵組織を軍用機で攻撃した。中東周辺の紛争における対立する立場を巡り、湾岸地域の大国間の緊張が高まっている。サウジとUAEはイエメン南部だけでなく、スーダンでも対立する勢力をそれぞれが支援。イエメンではサウジアラビアとの国境に近い石油が豊富な地域で、UAEが支援する南部の分離独立派「南部暫定評議会(STC)」と連携する勢力が今月に入り大きな進展をみせたことなどから、状況が緊迫化している。STC当局者によれば、26日には同組織と連携するエリート部隊の拠点が複数の空爆を受けたが、死傷者は出なかった。サウジ政府は前日には、国境を接するハドラマウト県から部隊を撤退させるようSTCに要求していたという。
サウジ、UAEが支援するイエメン民兵組織を攻撃
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