ドナルド・トランプ米大統領と中国の貿易をめぐる対立が米経済にどのような影響を及ぼすのか、投資家は兆しを探っている。中国での「iPhone(アイフォーン)」販売低迷に対する市場の反応からすると、アップルは世界経済について警告するカナリアだとの懸念が多いようだ。これは過剰反応かもしれないが、アップルの警鐘は米中経済の相互依存や貿易協定での米中共通の利益を浮き彫りにしている。。業績予想の引き下げは約15年ぶりのことだ。同社にとって中国は米国と欧州に次いで3番目に大きな市場。クック氏は投資家向け書簡で「世界売上高の前年比減少幅の100%超は、iPhone、Mac(マック)、iPad(アイパッド)を通じて大中華圏で起きた」と記した。
【社説】iPhoneが鳴らす世界経済への警鐘
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