能力のない社長のサバイバル術
一方、やらないことをあらかじめ決めておけば、
やるべきことに脇目も振らずに集中できるようになる。
私は昔からそういうスタイルでやってきましたが、
能力が落ちてきた現実を踏まえて、さらにやらない仕事を増やしました。
かつては経営サポート会員の社長全員の誕生日に、直筆のハガキを送っていました。
しかし、いまは3年間、出席していない社長に送らないことにした。
ハガキを1枚書くのに、表裏含めて3分30秒かかります。
その時間が浮くので、処理能力が落ちても仕事を片づけられる。
自分の普段の仕事を見直せば、
成果が出ていないのに時間がかかっている仕事が何かしら見つかるはずです。
重要に思えても、成果が出ていないものについては、きっぱりとやめる。
そうすることで、
私のような能力の足りない社長でも
余裕を持って仕事ができるようになります。