わが子を「子ども部屋オジさん」にさせる親の特徴
収入はあるのに、独身のまま実家暮らしを続ける人が増えているといいます(写真はイメージです) Photo:PIXTA

成年年齢になっても実家を離れず、子ども部屋で暮らす「子ども部屋オジ(オバ)さん」が増えている。「どうすれば、家を出て自立してもらえるか?」という悩みを抱える親も少なくない。そこで今回は、わが子を「子ども部屋オジ(オバ)さん」にさせないための親の心得についてお伝えしよう。(エッセイスト 鳥居りんこ)

子ども部屋に住み着いている人は
どれぐらいいるか?

「子ども部屋オジ(オバ)さん」という言葉をご存じだろうか?

「成年年齢になっても実家を離れず、子ども部屋で暮らす中年オジ(オバ)さん」を指すそうだ。彼らは自分でお金を稼いでいる(もちろん、無職の場合もある)ものの、節約や資金不足のため、親に依存し続けてしまう。その結果、生活者として自立せず、子ども時代そのままに親に弁当を作ってもらい、アイロンがけなども頼る(ただし、あくまでも引きこもりとは違うということをお断わりしておきたい)。

 筆者が思う「子ども部屋オジ(オバ)さん」の条件は次の3点である。

(1)親と実家で同居
(2)子ども部屋居住中
(3)3種の神器は子ども時代からの学習机・ベッド(布団)・本箱

「親と同居の未婚者の最近の状況(2016年)」という総務省統計研究所の西文彦氏の調査によれば、実家暮らしをしている独身者は、35歳から54歳までで実に446万人もいるという。