トップ5は東京の
富裕エリアが独占
全国で塾員比率が最も高い1位の自治体は、やはり慶應のお膝元である東京都港区だ。港区の総人口の2.83%、6811人が居住する。続いて、目黒区、千代田区、渋谷区、世田谷区と富裕層が多く住む東京特別区が上位5区を占めている。因みに、この5区までが塾員比率2%以上、つまり50人に1人以上が慶応出身者で占められている。
都外に目を転じると、上から順に神奈川県鎌倉市(全体の6位)、同県逗子市(同7位)、同県葉山町(同11位)と、やはり神奈川県の富裕層が集中するエリアと重なる。また、首都圏(一都三県)以外では、関西を代表する富裕層が集う兵庫県芦屋市(同40位)がトップ。続いては高級別荘地、長野県軽井沢町(同54位)だ。なお、絶対数の1位は横浜市で3万3572人。2位は世田谷区で1万7641人となっている。また、海外の住所を登録する塾員も2387人いる。
逆に、慶應出身者が“レア”なのはどこか? 資料に掲載された139の自治体のうち、最下位が東京都足立区で0.2%ちょうど。500人に1人の割合だ。このほか、東京都特別区では、下から順に葛飾区、江戸川区となっている。