米プロフットボールリーグ(NFL)のフィラデルフィア・イーグルスでシニア・バイスプレジデントを務めるキャサリン・カールソン氏は今春、初めて臨んだ幹部会議で驚くことがあった。会議室を見渡すと、「他に4人の女性幹部がいた」からだ。最高幹部をはじめ、働く人の多くが男性であるこの世界で、イーグルスのフロントは異色の存在だ。NFLはファンの半数近くが女性だが、セントラルフロリダ大学の最新報告書によると、職員に占める女性の比率は35%で、幹部職では29%にとどまる。この比率はチームレベルではさらに低くなる。NFL各チームで女性が従業員に占める割合は昨年の時点で28%で、シニア・バイスプレジデント以上の役職では18%だった。またNFL全32チームのうち、女性バイスプレジデントが複数いるのは23チームだった。
女性幹部が強さに貢献、NFLイーグルスに学ぶ
働く人の多くが男性であるアメフト界でイーグルスは異色の存在だ
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