これは怠惰なのか、無学なのか、それとも究極の力の誇示なのか。実業界や政界の大物が出した書簡を見ると、彼らがスペリングや句読点、正しい文法を驚くほど無視していることが分かる。決済企業ブロックの社員のほぼ半数を解雇するというジャック・ドーシー氏の先月のメモは、ほぼ全てが小文字で書かれていた。パラマウント・スカイダンスのデービッド・エリソン最高経営責任者(CEO)は昨年、ワーナーブラザース・ディスカバリーの買収合意を目指す中、ワーナーのデービッド・ザスラフ氏宛てのテキストメッセージで、相手の名前を「Daivd」(訳注:正しいつづりはDavid)と書いた。ソニー・ピクチャーズの有名なハッキング事件では、同社幹部らが「WE ALL HAVE TO SIT DOWNTTO TALK ABOUT TH NEXT DRAYFT.(「われわれは皆、次の草稿について腰を落ち着けて話し合う必要がある。)」(訳注:「DOWNTTO」は「DOWN TO」、「DRAYFT」は「DRAFT」の誤りとみられる)といったメッセージを送っていたことが明らかになった。