米航空機大手ボーイングの幹部パイロットが3年前、「737MAX」型機の機体制御システムについて懸念を示していたが、同社は2度の墜落事故から数カ月経過するまで米連邦航空局(FAA)にそれを伝えていなかった。FAAが明らかにした。2016年に737MAXの技術パイロット責任者だったマーク・フォークナー氏は、同僚のパトリック・グスタフソン氏との間で交わしたインスタント・メッセージで、機体制御システム「MCAS」が低速度時でも機能する変更について話していることがうかがわれる。またフライトシミュレーターの問題にも触れているとみられる。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が2人のメッセージのやり取りを確認した。
ボーイング操縦士、737MAXに懸念示す 墜落事故の数年前
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