車載ディスプレーに関しては、「サイズ」が重要だと自動車メーカーは確信しているようだ。
各メーカーは最新モデルに大型スクリーンの導入を増やしている。業界幹部はナビゲーションツールや音楽関連のオプションを表示するシステムの高度化に伴い、大型ディスプレーが必要になっていると話す。また消費者、特に若年層は、普段のデジタルライフをなるべく車内に持ち込みたがるとの指摘もある。
一方で、サイズや機能性が向上したディスプレーは、不注意運転防止の取り組みにとってプラスなのかマイナスなのかという疑問が生じる。
先週開催されたロサンゼルス自動車ショーには、フォード・モーターが初の大型ディスプレー搭載モデルを出展した。来年後半に発売予定の電動SUV(スポーツ用多目的車)「ムスタング・マッハ-E」だ。この車には15.5インチのタッチスクリーンが搭載されており、テスラが2012年に発売した「モデルS」の17インチパネルに次いで2番目に大きな車載ディスプレーとなる。