取り締まりの強化や厳罰化によって、2006年から12年間で7割以上も減少した飲酒運転事故件数。しかし、いまだに相当数の検挙者がいるのが事実だ。そこで、都道府県別に人口当たりの検挙者数をランキングしてみた。(ダイヤモンド編集部 津本朋子)
1位はダントツで沖縄県
2位茨城県の倍以上に
人口千人あたりの飲酒運転の検挙件数が多い都道府県順に並べた本ランキング。まず目を引くのは、1位の沖縄県(1.63)。ワーストトップになったこともさることながら、2位の茨城県(0.77)をダブルスコアで引き離した。
3位の和歌山県(0.43)以降は、45位の千葉県(0.12)まで、僅差で各道府県が並ぶ展開に。46位の神奈川県(0.09)と47位の東京都(0.06)は、0.1を割り込む「優良マナー」都県だ。首都圏は隅々まで鉄道やバスなどの交通網が張り巡らされていることが影響していると考えられる。
それでは気になるランキングを見てみよう。
※「飲酒運転検挙件数」「道路交通法違反検挙総件数」は警察庁「平成30年の犯罪」より。「総人口」は総務省統計局「人口推計」より、平成29年の推計人口。順位は小数点第3位以下も加味している。