米ファストフード大手マクドナルドの新最高経営責任者(CEO)、クリス・ケンプチンスキー氏(51)は、一部のシニアマネジャーと一般従業員がパーティーなどで親しく交わることを容認する文化から会社を脱却させる決意だ。現・元従業員から、前CEOが夜遅くに一部幹部やスタッフとバーに集い、女性従業員といちゃつくなどしていたことが、職場環境に影響を及ぼしていたとの声が出ていた。ケンプチンスキー氏はよりプロフェッショナルな文化を取り戻そうとしている。人事担当の幹部にも助けを求めていると関係者らは話した。ケンプチンスキー氏は店舗の業績改善にも力を入れており、CEOとして最初の2カ月に米国、英国、ドイツ、フランス、スイスの従業員やフランチャイズ経営者と会った。会社の文化や価値観に関する情報を収集する狙いもあったと関係者の1人は話している。その中で分かったことを1月中に社内で一部共有する予定だ。
米マクドナルド、幹部の「お友達」文化脱却へ
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