米アマゾン・ドット・コムの創業者ジェフ・ベゾス氏の電話が、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子と関連した対話アプリ「ワッツアップ」のアカウントによって2018年にハッキングされた可能性が高いと、ベゾス氏が雇ったサイバーセキュリティー専門家らが主張している。事情に詳しい関係者が明らかにした。関係者によれば、調査を実施したFTIコンサルティングは、サルマン皇太子とリンクしたワッツアップのアカウントから動画ファイルが送信された直後、ベゾス氏の端末から情報流出が始まったとし、その事実に「中程度からかなりの自信」を持っているとしている。このハッキングによる情報流出は数カ月にわたり続いていたという。