うどんや餃子で順位アップ
さぬき市は6位、宇都宮市は8位に

 今回のランキングで、順位を伸ばした市区町村についても見ていこう。まず、昨年14位から今年は8位へとアップした栃木県宇都宮市だ。

 餃子で有名な宇都宮市だが、実は「ご当地グルメ市区町村認知度ランキング」では、前年2位から1位に。認知度は前年の42%から52.4%へと大きくアップしている。

「これまで宇都宮市の餃子というと、東日本では注目度が高かったが、西日本へのプロモーションを通じて認知度も高まったことが影響しているようだ。ご当地グルメの認知度は、近畿地方では前年42.5%から51.0%、九州・沖縄地方では38.9%から54.2%に伸びている」(田中社長)

 同じく順位を大きく上げたのが、前年22位から6位となった香川県さぬき市と、前年31位から15位になった丸亀市だ。市区町村のご当地グルメ認知度ランキングでも、さぬき市は前年12位から8位へ、丸亀市は前年14位から5位へと順位を上げている。

「どちらも讃岐うどんをイメージできる名称のため順位を上げている。その一方で、これらの市以上にうどん店のある高松市はランクインしていない。印象が強い食べ物があったり、それが話題に上がったりすると、それを連想できる地名は順位が上がりやすい」(田中社長)

 各地のグルメは注目を集めると、地名を聞いただけで連想されてしまうほどイメージが強く、魅力度に与える影響も大きい。ただし、おいしい食べ物は全国各地にあり、時間がたつとあっという間に忘れ去られてしまうのも現実だ。

 札幌市や函館市のように、豊富でおいしい食材に頼り切るのではなく、自分たちで独自の食文化を作り続け、多くの人に印象を残すことが、長年愛される秘訣ではないだろうか。

(ダイヤモンド編集部 林 恭子)