新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療薬として、抗マラリア薬の有効性を調べる治験に世界で数千人の患者が参加していることが、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の分析で分かった。抗マラリア薬の効果はまだ確認されていないが、この他にも数千人が治療の一環として服用している。WSJが米政府の治験登録サイトや研究者への取材に基づいて分析したところによると、研究者は20万人程度を対象とした抗マラリア薬の治験を計画しており、現時点で100件以上の研究が進められている。これまでのところ、少数の患者グループを対象に治験を行っている中国やフランスの研究者が有効だった可能性があると報告しているほか、患者に投与している米国の医師はその効果を強調している。
コロナ患者へ投与進む、効果不明の抗マラリア薬
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