新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療薬として、抗マラリア薬の有効性を調べる治験に世界で数千人の患者が参加していることが、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の分析で分かった。抗マラリア薬の効果はまだ確認されていないが、この他にも数千人が治療の一環として服用している。  WSJが米政府の治験登録サイトや研究者への取材に基づいて分析したところによると、研究者は20万人程度を対象とした抗マラリア薬の治験を計画しており、現時点で100件以上の研究が進められている。