目立ち始めた
原付二種の違反

 原チャリ、大型・普通二輪車の違反が減少傾向にある一方、最近、目立つのが原付二種の違反である。

 図表1で記した通り、原チャリ、大型・普通二輪の取り締まり件数合計は2011年から2019年にかけて半減しているのに対し、原付二種は約1割程度の減少にとどまっている。

 原付二種の取り締まり件数の内訳は下表の通りだ。

 違反で特に目立つのは一時停止である。取り締まり件数は1万4392件から1万6540件へと約15%も増えており、保有台数当たりの取り締まり件数でみてもほぼ横ばい。また、信号無視の違反件数もあまり減っていない。

 原付二種の違反件数が増えている背景にあるのが、保有台数の増加だ。

 図表2にあるように、原付二種の保有台数は2011年3月期から2019年3月期の間で154万667台から178万7133台と約16%増加。

 一方、同期間において大型・普通二輪車は4%増にとどまっており、さらに原チャリに至っては29%も減少している。

 また、保有台数あたりの取り締まり件数比率でみても、原付二種は5.4%から4.1%の減少にとどまっており、原チャリと大型・普通二輪に比べて、減少幅が小さい。