陰謀論を唱える集団「Qアノン」の信奉者が、ここにきて米ビジネス向け交流サイト、リンクトインでも自ら支持を公表し、ネット上でのプレゼンスを拡大し始めた。リンクトイン側は政治色の強い陰謀説を唱えるこうした信奉者らの存在を制限しようと対策を迫られている。リンクトイン上では、数百人のメンバーがQアノン絡みの文や頭文字を自分のプロフィルに掲載したり、Qアノン関連の投稿に「いいね」や肯定的なコメントを投稿して支持を表明したりしている。ソーシャルメディア分析会社ストーリーフルが分析した。マイクロソフト傘下のリンクトインは、誤解を招く情報を盛り込んだQアノンの投稿を削除。記事や動画の共有規定に関する違反者を排除するなどの対策を講じている。同社の広報担当は「リンクトインはQアノンの偽情報を容認しない」と述べた。