米民主党のジョー・バイデン大統領候補の周辺には目下、電話やメール、テキストが殺到している。投票日が間近に迫る中、バイデン政権の誕生をにらみ、主要ポストへの「売り込み」が本格化しているためだ。内情に詳しい関係者によると、バイデン氏はかねて選挙に関しては縁起を担ぐクセがあり、自身を支える政権メンバーの具体的な人事案を策定することは避けている。そのため、さまざまな臆測が飛び交っているようだ。政権移行を担当するバイデン陣営の関係者は、同氏が選挙前に人事を決定することはないと述べた。バイデン氏が当選した場合、同氏のチームは数千に上る連邦政府の人事を決定しなければならない。過去に公職経験もなく、ごく少数の近い取り巻きに囲まれていたドナルド・トランプ大統領とは異なり、バイデン氏には政治家として数十年かけて構築した人脈があり、関係者の多くが政権に関与したいと考えている。
バイデン政権入りへ虎視眈々 早くも売り込み殺到
縁起を担ぐバイデン氏は選挙前の人事案の策定避ける
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