欧州の家庭で昆虫が食卓に上る日が少しずつ近づいている。欧州連合(EU)の規制当局は13日、昆虫は人間が消費しても安全との判断を下した。欧州食品安全機関(EFSA)が今回対象としたのは甲虫の幼虫で、タンパク質が豊富な原材料としてすりつぶしてパスタやパンに加えることや、炒め物などに使うことができるようになる。販売や表示に関する許可や欧州委員会によるEFSAの決定承認などが次の段階となる。今回の決定は昆虫食分野のフランス企業ミクロニュートリスやインセクト(Ynsect)などにとって追い風となる。ミクロニュートリスが今回の申請をした。インセクトは年間10万トン以上の生産能力を持つ新たな農場施設を建設している。
昆虫食の安全性、EU当局がお墨付き
有料会員限定
あなたにおすすめ