1月6日に発生した米連邦議会議事堂占拠事件から2カ月が経過したが、まだ現場周囲は醜いフェンスに囲まれたままだ。米議会警察(USCP)は警備強化のため、州兵配備をさらに2カ月間延長するよう要請した。黒人男性ジョージ・フロイドさんを殺害した罪に問われている元警官の裁判が行われるミネアポリスでは、当局が暴動に備え、有刺鉄線のフェンスを設置した。アジア系米国人に対する暴行も相次いでいる。アリゾナ州の家庭用品小売りチェーン大手ベッド・バス・アンド・ビヨンド店舗では6日、ソーシャルディスタンス(対人距離の確保)を巡り、女性4人が取っ組み合いのけんかとなる騒ぎが発生。その模様をとらえた動画は瞬く間に拡散した。
米国を覆う「怒り増幅マシン」 悪循環どう断つ?
怒りあおることで利益得る勢力の存在
有料会員限定
あなたにおすすめ