イラン政府はペルシャ湾岸諸国に対して、カーグ島への攻撃はレッドライン(越えてはならない一線)だとこれまで警告し、石油資源が豊富な近隣諸国のエネルギー関連インフラへの攻撃につながると述べてきた。このため米国が13日に同島を攻撃したことは、イランの石油輸出能力に打撃を与える一方で、紛争のさらなる激化を招く可能性がある。湾岸諸国はここ数日間にわたり、カーグ島やイランのエネルギー施設への攻撃を開始しないよう米政府に呼び掛けてきた。これに対し米国は、イランのエネルギー施設への攻撃は避け、イスラエルにも同様の対応を取るよう圧力をかけると湾岸諸国の外交官たちに伝えていた。カーグ島は約8平方マイル(20.7平方キロ)で、ロードアイランド州沖の夏の観光地として知られるブロック島とほぼ同じ大きさであり、島には空港や港湾がある。また島には200万バレルを運ぶことができる超大型タンカーが入港可能な主要輸出ターミナルもある。