米国ではこの春、新型コロナウイルスワクチンの接種を受けた人が外出するようになった。しかし接種を受けていない人には及ばない。市場調査会社カーディファイの4月の消費関連データによると、飲食店や美容室、娯楽施設を訪れた人は、ワクチンを接種した消費者のほうがワクチン接種を予定していない消費者より少なかった。ワクチン接種者は「慎重な楽観主義で前に進んでいる」とカーディファイのデリック・ファン最高経営責任者(CEO)は話した。「彼らはまだ多くの人が集まるライブエンターテインメントを楽しむ気にはなれない」ファン氏によると、ワクチン接種を受けていない人はリスク許容度が高い傾向にあり、既に比較的日常に近い生活を送っている。「さまざまな場所で営業が再開されたときに真っ先に訪れるのが彼らだ」
米ワクチン接種者、まだ経済けん引役ではない
外出して消費しているのは未接種者のほうが多い
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