新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が始まり、上司も部下もリモートワークに慣れるのに数カ月かかった。新たな働き方を導入する次の時代はもっと複雑になるかもしれない。米企業は新ルールを策定し、ハイブリッド型の勤務に期待をかけている。米金融大手JPモルガン・チェースでは一部のチームの従業員に在宅勤務の日を設けているが、月曜や金曜を選ぶことはできない。米顧客情報管理(CRM)ソフトウエア大手セールスフォース・ドットコムでは、最も人気の高い出社日が木曜であると判明。その日は会議室や共有スペースの需要が高く、同社はオフィスの設計を見直す方向で動いている。コンサルティング・会計大手プライスウォーターハウスクーパース(PwC)の幹部は、リモートで働く従業員が昇進や給与面で後れをとる可能性を懸念しており、オフィス勤務、在宅勤務それぞれの昇進データを集計するなどの対応策を考えている。
ハイブリッド型勤務が次の主流、たとえ「面倒」でも
月曜と金曜は要出社を想定する企業も
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