米民主党議員らは5日、税制改正などを含む3兆5000億ドル(約390兆円)の歳出案について、党内の中道派からも支持を得られる規模となるよう、社会政策や気候変動対策パッケージの縮小を模索している。ジョー・バイデン大統領は民主党議員らとの一連の会談で、中道派の民主党上院議員らが法案の規模に反発していることを踏まえ、縮小の必要性を認めてきた。現在は、提案のうち教育や医療プログラムなどのどれをどの程度まで削除すべきかを決めるといった、より難しい段階を迎えている。バイデン氏とバーチャル形式で5日に会談したシンディ・アクスネ下院議員(民主、アイオワ州)は、「大統領もそれを聞こうとしていた、歳出規模が3兆5000億ドルに達しないことは現時点で全員が理解している。これは、米国民が最も必要としている重要なものは何かということだ」と述べた。
米民主党、3.5兆ドル歳出案の規模縮小を模索
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