ジョー・バイデン米大統領は21日、物不足や物価上昇を引き起こしているサプライチェーン(供給網)の目詰まりについて、政府として問題を解決できなければ、州兵の活用も検討すると明らかにした。米CNNのタウンホールに出席した同氏は、州兵の活用について問われ、「答えはイエスだ。トラック運転手の数を増やそうと試みているが、無理ならそうする」と述べた。ホワイトハウスは州兵派遣についてこれまで、州レベルでの判断は知事が下すものであり、連邦政府としてこれを積極的に検討している事実はないとしていた。共和党議員らはボトルネック化についてバイデン氏への批判を強めている。クリスマスのプレゼントに遅れが生じるとの懸念を示す一方、大統領が十分な対策を講じていないと主張している。