米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は先週末、ツイッターでテスラ株の持ち分10%の売却を約束したとき、同社株およそ1億7000万株を保有していた。規制当局への提出書類によると、同氏は10日までの3日間でおよそ50億ドル(約5700億円)に相当する約450万株を売却している。ツイッターでの約束を守るためには、マスク氏は追加で1250万株余りを売却しなければならないとみられる。これは11日終値に基づくと130億ドル余りに相当する。正確な株式数はマスク氏が持ち株をどのように定義するかによって決まる。同氏はコメント要請に応じていない。調査会社エクイラーによると、ここ数日のマスク氏の株式売却規模は、企業の最高経営責任者(CEO)が数日間で行った自社株売却としては過去最大級。米アマゾン・ドット・コム創業者のジェフ・ベゾス氏は今年CEOを退任する前に1週間余りで200万株の自社株を売却し、およそ66億ドルの売却益を得ている。