ひろゆきが断言する「IQと幸福度が比例しない」残酷な事実ひろゆき氏(撮影:榊智朗)

現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
38万部を超えるベストセラー1%の努力』では、彼の「考え方の根っこ」を深く掘り下げ、思考の原点をマジメに語ってもらった。
この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)

IQが高いほうがいい?

「頭が良くなりたいですか?」「IQの高い人になりたいですか?」

 こういう質問をすると、ほぼ間違いなく「はい」という答えが返ってきます。

 しかし、想像力が欠けているんじゃないかと僕は思うんですよね。

 なぜなら、頭が良くなったところで「幸せになれるわけではない」からです。

 一般的なイメージだと、「頭が良くなれば収入が増えたり出世したりしてお金がたくさん儲かり幸せになれる……」ということくらいに思っているかもしれません。

 しかし、大きな間違いをしています。それについて、説明していきましょう

「高次元な悩み」を持ってしまう

 先に結論を言うと、IQが高いことと幸せに暮らせることは、まったく関係がありません

 むしろ、頭のいい人は、「余計なことを考える」というクセがあるため、幸福から程遠くなります。

 高学歴な人が怪しい宗教にハマってしまったりします。これは、「自分とは何だろうか」「なぜ生まれたのか」「なぜ社会は良くならないのか」という高次元な悩みがあることで、うまく利用されてしまうパターンです。

 頭のいい人は、自分のことよりも「社会のため」「人類のため」という答えのないことに取り組むことに考えが及びます。

 そこからさらに要領が良ければ、「自分は自分」と割り切った考え方ができるのですが、そこまで考え切らないんですよね。

 逆に、「食べ物が美味しくて幸せ」「たくさん眠れて幸せ」「家族がいて幸せ」と、当たり前のことに満足できるのは、頭のいい人にとっては「バカになる」という見え方になってしまいます

 すごく皮肉ですよね。目の前のご飯に満足するより、社会に絶望することを選んでしまうのですから。

「わざとバカになる」こそ、真の頭の良さ

 童話の『青い鳥』が教えてくれるように、外へ外へと追い求めていた「幸せの青い鳥」は、家に帰ってきたときに見つかります。

 頭のいい人は、具体的より抽象的なことを考えたり、短期的なことより長期的なことを考えたり、余計なことに考えが及びます。

 それはそれで、持ってしまった能力なのですから、うまくコントロールしないと、頭の良さが自分を苦しめます

 残念ながら、IQが高い人ほどうつ病になりやすいと言われていますからね。

 ということで、幸せに生きるためには、あえて「バカ」になることです

 見える範囲や考える領域をとりあえず狭くしてみる。社会や国のことを考えるときに、ふと目の前の会社の同僚や家族、そして自分自身に目を向けるようにしてみてください

 頭のよさを自分のために使う人こそが、真の頭のよさだと僕なんかは思うのですが、みなさんはどう感じましたかね?

ひろゆき
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。主な著書に、38万部を突破した『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。