米電気自動車(EV)メーカーのテスラは24日、米金融大手JPモルガン・チェースを逆提訴した。JPモルガンが2014年にテスラから購入したワラント(新株引受権)を巡り、両社の対立が激化している。JPモルガンは昨年11月、ワラント購入に関連して約1億6200万ドル(約184億円)の支払いを求めてテスラを提訴した。ワラントを巡る対立は両社の険悪な関係を浮き彫りにしている。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)はJPモルガンがテスラからビジネスで冷遇されていることや、ジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)とイーロン・マスクCEOを含む両社幹部同士の反目などについて報じてきた。テスラは、JPモルガンが訴訟を起こした背景にはこうした確執があるとし、「不誠実」や「強欲」とも呼べる行為があると主張している。
テスラ、JPモルガンを逆提訴 ワラント巡り対立激化
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