新進シンガー・ソングライターのチェルシー・カトラーさん(25)が最近、自身の楽曲の宣伝のために動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」やインスタグラムに投稿せざるを得ないことへの不満をネット上で漏らすと、音楽業界内で燃え尽き症候群についての議論が起こった。カトラーさんは「日常生活をいかに『コンテンツ』化するかということばかり考えていると疲れてしまう」と書き込んだ。彼女は米国最大級の野外音楽フェスティバル「コーチェラ」に出演予定だ。これは業界の痛いところをつくものだった。ライアン・テダー、マレン・モリス、ナイル・ホーランといったスターたちが、彼女の率直な発言を称賛した。テネシー州ナッシュビル出身のシンガー・ソングライター、マギー・ローズさん(33)はインタビューで、「アーティストのコミュニティーではみんな『そうだ』と言っていた」と語った。「行動を起こすための掛け声でもあり、安堵(あんど)のため息でもある感じ」だったという。
TikTok動画投稿で燃え尽きるミュージシャン
音楽よりマーケティングに時間を割くようになったという人も
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