【自分で占うタロット】自分の本当にやりたいことは何？ 不吉に見えたカードに、意外にもポジティブな意味があった驚き！

人間関係、仕事、家族、友人、恋愛、人生……そこに明確な悩みがある、気になることがある、とにかく何となく不安だという時に、誰かに何か言ってほしい、アドバイスがほしい、と思うことはありませんか？ でも、そんなことを他人に聞くのはためらわれる、気軽に相談できる人がいない、というのなら、タロットに尋ねてみてはいかがでしょう。
タロットは、自分ひとりで簡単にできるので、カードを引くだけで、気兼ねなく何でも自由に、気楽に尋ねることができます。また、悩みの解決策や未来予測に限らず、自分では気づいていない「本当の自分」を知ることもできる便利なツールでもあるのです。引いたカードの示すアドバイスは、時に驚くほど的確で、自分では思いもつかない新たな視点や発見をもたらしてくれることがあるものです。
このたび、全米15万部のロングセラーとなっている『タロット　基本のリーディング大全』（アンソニー・ルイス著）が刊行されました。欧米圏で定番とされているタロット原典に忠実なカード解釈がベースとなっています。ここでは本書を参考に、タロット初心者のライターが、カードを引いた結果を紹介します。（構成：野本千尋）

「自分のやりたいこと」を明確にしたい！

一日の出来事や感情を占う「毎日のタロット」を続けていくうちに、自分の中で、あるキーワードが気になるようになってきました。そこで今回は質問を具体的にして、ずばり、私が今、いちばん気になっていることをタロットに尋ねてみたいと思います！

それは、「自分のやりたいこと」「目標」です。

これまでは、「毎日のことで精一杯、自分のやりたいことなんて考える余裕がないし！」と、全力でスルーしようとしていたフシがあります。

ところが、最近は「私のやりたいことって何だろう？」と、考える瞬間が少しずつ増えていきました。

そうこうしているうちに、ある夜、「私のやりたいことって、もしかしたらこれかも！」と思えるものが突然、湧いてきたのです。

今回は、その思いつきが今の自分にとってどういう意味を持つのか、思いのままにそれに進んでいいのか否かを、「1（ワン）カード・スプレッド」で占ってみようと思います。

「1（ワン）カード・スプレッド」は、簡単！

心静かにタロットをまぜて（シャッフル）、今だと思ったらすべてのカードをまとめてきり（カット）、いちばん上のカードを取るか、カードの束からランダムに1枚引く。これだけ！

出たカードは、大アルカナの「審判」（正位置）。

このカードの意味を『タロット　基本のリーディング大全』で調べると……。

正位置での「審判」のメインテーマは、「総括。生まれ変わる」。

【キーワード＆フレーズ】には、「重大な選択、ある状況の終わり、復活、若返り、灰の中から立ち上がる不死鳥、新しい方向性、目覚め、変身、人生をよりよく変えるための必須の選択、再活性化」とあります。

若返り、不死鳥、変身！

こ、これは……まさに!!

深夜、突拍子もなく思いついたこととは、「キックボクシングをやりたい！」というもの。

産後の戻らない体重を削ぎ落としたい、思いきり体を動かしたい、筋力をつけて老いに抗いたい、精神力を養いたい、とにかく気合いを入れたい、なめられない雰囲気を出せるようになりたい……。

なら、格闘技なんてどうかな？と。

さらに【状況とアドバイス】には、「ひとつの周期が終わり、あなたは次の成長段階への準備をしなくてはなりません」「変革の可能性をしっかり認識したうえで決断を行えば、結果は有益なものになるでしょう」とのこと。

そして、「今こそ、ポジティブで新しい出発の準備を始める時が来たのです。あなたは今、物事をよりはっきり見ることができるでしょう」とも。

以前はぼんやりしていた自分の考えなり感情が、最近になって、かなりクリアになってきたことを言い当てられているような内容でした。

ここで、もう1枚、「明確化のカード」を引いてみることにします。

「明確化のカード」とは、もとのカードの意味にさらなる意味を付け加えてくれるもので、スプレッドのカードが提供してくれる以上の情報を得たい時にさらにもう1枚カードを引くと、もとのカードの意味をより明確にできるのだそう。