人間関係、仕事、家族、友人、恋愛、人生……そこに明確な悩みがある、気になることがある、とにかく何となく不安だという時に、誰かに何か言ってほしい、アドバイスがほしい、と思うことはありませんか? でも、そんなことを他人に聞くのはためらわれる、気軽に相談できる人がいない、というのなら、タロットに尋ねてみてはいかがでしょう。
タロットは、自分ひとりで簡単にできるので、カードを引くだけで、気兼ねなく何でも自由に、気楽に尋ねることができます。また、悩みの解決策や未来予測に限らず、自分では気づいていない「本当の自分」を知ることもできる便利なツールでもあるのです。引いたカードの示すアドバイスは、時に驚くほど的確で、自分では思いもつかない新たな視点や発見をもたらしてくれます。
このたび、全米15万部のロングセラーとなっている『タロット 基本のリーディング大全』(アンソニー・ルイス著)が刊行されました。欧米圏で定番とされているタロット原典に忠実なカード解釈がベースとなっています。ここでは本書を参考に、タロット初心者のライターが、カードを引いた結果を紹介します。(構成:野本千尋)
カードを1枚だけ引いて占う「1(ワン)カード・スプレッド」に慣れてきたので、今回は3枚引いて占う「3(スリー)カード・スプレッド」に挑戦。
複数のカードを引くのは初めてなので、うまくできるか不安ですが、いよいよ本格的なタロット占いのスタート! 気分は完全にタロット占い師です!!
3カード・スプレッドで占う「今日はどんな一日になる?」
やり方は、これまたとても簡単!
心静かにタロットをまぜて(シャッフル)、今だと思ったらすべてのカードをまとめてきり(カット)、いちばん上からカードを3枚取るか、カードの束からランダムに3枚引きます。
『タロット 基本のリーディング大全』より
「3カード・スプレッド」は、1枚目が「過去」、2枚目が「現在」、3枚目が「未来」を表しますが、私は、この日1日のことをメインに占いたかったので、「過去」と「未来」は直近のものとしてとらえることにしました。
この日の朝、引いたカードは、1枚目が小アルカナの「カップの3」(逆位置)、2枚目が小アルカナの「ペンタクルの6」(正位置)、3枚目が大アルカナの「魔術師」(逆位置)。
この日はシャッフルしている最中に、1枚飛び出してきたカードがありました。
本によると、「このようなカードは重要で、タロットリーダー(カードを読む人。一人で占う場合には、あなた自身)はスプレッドに進む前に、その飛び出したカードを注意深く研究する必要があります」とのこと。このカードも補足として解釈に加えます。