ひろゆきが「土日の使い方で人生が決まる」と語る深いワケひろゆき氏(撮影:榊智朗)

現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
彼の代表作『1%の努力』では、「考え方の根っこ」を深く掘り下げ、思考の原点をマジメに語っている。この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)

「休みの使い方」がヘタな人

 みなさんは、ストレスなく暮らせているでしょうか。

 平日は忙しくても、休みくらいはゆっくりしたいと思っている人も多いでしょう。

 まったくその通りです。

 ただ、体を壊したりメンタルが落ち込んでしまう人は、「休みの使い方」がヘタなんですよね。

 ということで、人生を決めると言っても過言ではない「土日の使い方」について、述べていきましょう。

「面倒くさいこと」は後回し

 土日に大事なことは、「初動に時間がかからないこと」をやることです。

 たとえば、好きなドラマの続きを見たり、マンガを読んだりするのに、「ああ、めんどくさいな……」と思うことは少ないはずです。

 メールの返信だと億劫なのに、好きなことなら躊躇なくサッと取り組めるはずです。

 そういうことをやるのが大事です。

 やるのが面倒な外出とか買い物は、もはや仕事と同じですからね。

自然と目を覚まそう

 また、休日に大事なことは十分な睡眠です。

 それは、単純に睡眠時間が長いということではなく、十分に寝て「自然に起きる」ということです。

 つまり、目覚まし時計をかけたり、誰かに起こされるのではなく、自分で自然と目が覚めることです。

 そのため、土日の朝にはできるだけ予定を入れないほうがいいと思っています。

 大事な予定もできるだけ昼過ぎや夕方、夜などに入れ、午前中は自分のために使いましょう。

「心の余裕」は人生の余裕

 というように、休みというのは、「心の余裕」を実感するために使うべきなんです。

 そうすると、自然に楽しいことに目がいったり、いつまでも若く生きることにもつながります。

 ただ、土日だからといって「仕事の続きができる」「予定でびっしり埋める」ということをやると、新しいことや楽しいことに、何も感じなくなってしまうでしょう。

 そうやって、大人はどんどんつまらない人生を送っていってしまうんですよね。そうならないための第一歩は、今週の休みから、どう過ごすかで決まってきます。ぜひ、考え直してみましょう。

ひろゆき
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。著書に、44万部を突破したベストセラー『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。