【ワシントン】中国の習近平国家主席は28日、ジョー・バイデン米大統領と電話会談を行い、台湾を巡り警告を発した。ナンシー・ペロシ米下院議長が台湾訪問を計画しており、米中の間で緊張が高まっている。  米首都ワシントンの中国大使館の発表によると、会談は2時間以上に及び、ロシアのウクライナ侵攻や世界経済など幅広い議題を巡り率直な話し合いが行われた。習氏とバイデン氏は米中の協調を呼びかけたという。  ホワイトハウスは対話維持の重要性を指摘し、会談の目的として「相違点に対処し、利益が一致するところでは協力する」ことを挙げた。