米連邦準備制度理事会(FRB)は20~21日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で、3会合連続で0.75ポイントの利上げを決定する見通しだ。インフレ封じ込めに向けて今後数カ月で政策金利を4%超に引き上げその水準で維持する計画を示唆するとみられる。投資家は1.0ポイントの大幅利上げの可能性もわずかながらあると予想している。13日発表された消費者物価指数(CPI)で高インフレが示されたため、FRB関係者らが大幅利上げの利点を議論せざるを得なくなるかもしれないと指摘するアナリストが少数いる一方、大幅利上げで市場を驚かせればFRBの戦略・戦術全般を巡る疑問が広がりかねないとの意見もある。元FRBエコノミストで現在はイエール大学経営大学院教授のウィリアム・イングリッシュ氏は「経済とインフレの動向に根本的な変化があると考えない限り、100ベーシスポイント(bp)の利上げは行わないだろう。そう判断するには1カ月のデータで十分とは思えない」と述べた。
FRB、3会合連続で0.75%利上げの見通し 21日政策判断発表
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