イランで女性の権利をめぐる抗議活動が拡大する中、政府は、これまでリーダー不在だったそうした活動の最も目立つ支持者である著名人の声を抑えようとしている。イランの多くの著名な俳優、監督、芸術家、詩人、スポーツ関係者が、イランの厳しい服装規定に違反したとされるマフサ・アミニさん(22)が警察施設に勾留中に死亡したことを受け、同国の道徳法に抗議する人々を公に支持した。17日のアミニさんの葬儀後に始まった抗議活動には、口コミやソーシャル・メディア・ネットワークへの投稿を通じて、多くの国民が連日参加し、各地に広がっている。当局は、著名人がデモ参加者の大義を支持し、政府の厳しい対応を非難することによって、不安をあおったと指摘している。