ソーシャルネットワーク業界の雄は、レトロに回帰するつもりらしい。米メタ・プラットフォームズ傘下のインスタグラムが13日に世界の多くの国々で提供し始めた新機能「Notes(ノート)」は、インスタグラムの責任者であるアダム・モッセーリ氏によると「基本的にステータスアップデート(近況の更新)だ」。つまりフェイスブックが2006年に発表した機能を2022年になって導入し、さらには(既に終了した)AOLのインスタントメッセンジャー「AIM」の「アウェーメッセージ」をまねていると考えればよい。インスタグラムが発表したもう一つの「新」機能は「Candid Stories(キャンディド・ストーリー)」。これはフロントカメラとバックカメラで同時に撮影し、ユーザーが「いま何をしているか」を共有するもので、現在テスト中だ。本質的にはZ世代に大人気となったソーシャルメディアアプリ「BeReal(ビーリアル)」の模倣であり、インスタグラムの「ストーリー」機能に組み込まれる。