11月の米連邦下院選挙で当選したジョージ・サントス氏(34、共和党)に経歴詐称疑惑が浮上している。民主党は調査を求めており、来年1月の議員就任は見送るべきとの声も一部に出ている。サントス氏は落選した2020年に続いて下院選に出馬し、ニューヨーク州ロングアイランドの選挙区から選出された。選挙戦ではニューヨーク市立大バルーク校卒で、金融大手ゴールドマン・サックスとシティグループでの勤務歴があると語っていた。だがバルーク校、ゴールドマン、シティの担当者はいずれも、同氏の卒業記録や勤務歴は確認できないとしている。サントス氏の経歴詐称疑惑については米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が先に報じていた。サントス氏の代理人は取材に対し、弁護士に連絡するよう求めたが、弁護士からはコメント要請への返答が得られていない。
米下院、共和の新議員に経歴詐称疑惑
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