歌手のジャスティン・ビーバーさんが、自身の音楽著作権を米投資会社ブラックストーンが出資する英ヒプノシス・ソング・キャピタルに約2億ドル(約264億5000万円)で売却することで合意間近だという。事情に詳しい関係者が明らかにした。関係者によると、この取引にはビーバーさんが所有する楽曲カタログ(著作権)の出版と録音の両方の権利が含まれる。複数の音楽業界の幹部は、最近ではこのような取引が成立しにくくなっていると指摘する。音楽著作権市場は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)発生後の低金利環境で爆発的な成長を遂げた。一方で、買い手は借り入れコストが上昇する中、資金調達やアーティストが求める条件に応えるのが一段と難しくなってきている。