――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米スポーツ用品大手ナイキは、前の四半期に高得点を挙げただけでなく、何本かの有効な戦略的パスを出した。  ナイキの最新の決算報告は好感材料が多かった。同社は20日発表した9-11月期(第2四半期)決算で、売上高(為替変動の影響を除く)が前年同期比28%増だったと明らかにした。ビジブル・アルファがまとめたアナリスト予想を5.9%上回った。印象的なのは、ナイキの増収率がカナダの同業ルルレモン・アスレティカの増収率に若干及ばない程度だったことだ(ルルレモンの場合、ナイキのわずか14%の売上高をベースにしている)。