米スポーツ用品大手ナイキは、前の四半期に高得点を挙げただけでなく、何本かの有効な戦略的パスを出した。ナイキの最新の決算報告は好感材料が多かった。同社は20日発表した9-11月期(第2四半期)決算で、売上高(為替変動の影響を除く)が前年同期比28%増だったと明らかにした。ビジブル・アルファがまとめたアナリスト予想を5.9%上回った。印象的なのは、ナイキの増収率がカナダの同業ルルレモン・アスレティカの増収率に若干及ばない程度だったことだ(ルルレモンの場合、ナイキのわずか14%の売上高をベースにしている)。純利益は前年同期から横ばいだったが、ウォール街が示した23%減の予想よりはるかに良かった。ナイキは通期の業績予想を引き上げ、為替変動の影響を除くベースで売上高が10%以上伸びると予想した。以前の予想では約5%の増収としていた。投資家は発表内容を好感し、ナイキの株価は時間外取引で12.6%上昇した。